心に残る美しい風景
「小学校時代の思い出」
子供の頃の夏の遊びとして思い出すのは、小学校の隣にある【三廻神社】の池に行って
ザリガニ釣りをすることでした。
スルメイカを細く切ってタコ糸に結んで垂らしていると、池のザリガニがハサミで挟んで引っ張って行くの、でそれを、そ~っと持ち上げて釣り上げるのです。上手に引っ張らないと途中で落っこちたり逃げられたりするので、なかなかスリルがあって楽しい遊びだったのです。
釣り上げたザリガニは次回のお楽しみのために又池に戻したり、家に持ち帰って飼ってみたりして楽しみました。
あと、春先の小学校時代の思い出としては、昼休みに屋上に行くと、小学校のすぐ隣にある墨田川のほとりに、隅田堤がありそこの桜が満開になったときの眺めで、子供心にも本当に素晴らしかったのを憶えています。その美しさに見とれて、一人で屋上に上っては時間の許す限り見ていたものです。
当時は高速道路はなかったため、満開の桜並木がずっと続いているのが見えたのです。そのまた向こうには当時建設中だった東京タワーが見え、晴れて空気の澄んでいる日にはその向こうに、遠くに富士山や筑波山がほんの少しだけ見えるのでした。
これは東京タワーに象徴されるこれから日本が大きく発展していく姿と、よき日本のうららかな風景が交じり合った心に残る美しい風景です。